涼宮ハルヒの憂鬱・ストーリー
東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。
この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。
高校入学早々、この突飛な自己紹介をした涼宮ハルヒ。
美少女なのだが、その性格・言動は変人そのものであり、クラスの中で孤立していた。
しかし、そんなハルヒに好奇心で話しかけた「ただの人間」である、
キョンとだけは会話をするようになる。
ゴールデンウィークも過ぎたある日、校内に自分が楽しめる部活がないことを嘆いていたハルヒは、
キョンの発言をきっかけに自分で新しい部活を作ることを思いつく。
キョンを引き連れて文芸部部室を占領し、また唯一の文芸部員であった長門有希を巻き込み、
メイド兼マスコットとして上級生の朝比奈みくるを「任意同行」と称し拉致。
さらに5月という中途半端な時期に転校してきた
古泉一樹(ハルヒ曰く「謎の転校生」)を加入させ、
「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと」
を目的とした新クラブ「SOS団」を発足させる。
ところが団員として集まったキョン以外の三人は、
それぞれ本物の宇宙人、未来人、超能力者であり、キョンはSOS団の結成と前後して、
三人からそれぞれ正体を打ち明けられる。
そして彼らが言うには、ありふれた日常に退屈し非日常を渇望しているハルヒこそ、
彼らにとって解析不可能な超常現象を引き起こす原因となっている未知の存在。
ハルヒ本人にはその自覚がないのだといい、
彼らはそのことを彼女自身に悟られずに観察するため派遣されてきたのだということを説明される。
当初は半信半疑であったものの、間もなく実際に超常現象に巻き込まれて
命の危険に晒されたことにより、彼らの言葉を信じざるを得なくなってしまう。
非日常を待ち望んでいるハルヒに事実を悟られないように注意しつつ、
ハルヒ自身が無自覚な発生源となっている超常現象を密かに解決したり、
宇宙人や未来人や超能力者たちの勢力の思惑に振り回されたり、
ハルヒが気紛れで引き起こしたり持ち込んだりする
日常的なトラブルに付き合ったりする日々を過ごすことになる。
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